何回見ても和む!! 映画「海街diary」あらすじ&ネタバレ!!
「是枝監督の作品ってなんであんなに面白いんだろ…天才すぎる」
「海街diaryは好きな映画の5本の指に入るくらい大好きすぎて月1見てる」
「海街diary何回見ても和む〜〜」
(Twitterより)
第39回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、その他数々の受賞歴を誇る是枝裕和監督の作品「海街diary」は漫画家吉田秋生先生の「海街diary」が原作です。
鎌倉で暮らす香田三姉妹と、山形で暮らす腹違いの妹すずが父の死をきっかけに共に暮らすことになり、徐々に四姉妹が絆を深めていく映画「海街diary」のあらすじをご紹介します!
主人公は、原作ではすずです。サッカー部の話がとっても多いです
映画ではそこが結構カットされたので「すずの主人公感」が少し薄まりましたね。
ネタバレ含んでますのでご注意ください
海街ダイアリーの映画版はつまらないから嫌い?面白いという評価はあるの?
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- 1 父の葬儀で香田三姉妹と腹違いの妹すずが出会う
- 2 幸と小児科医椎名は不倫関係!椎名の妻は精神を病んでいた
- 3 無理をしていたすずが梅酒で泥酔!姉たちに父の話ができずにいた。
- 4 融資課課長補佐となった佳乃が、二ノ宮さち子の相談を受ける
- 5 すず&風太が美しい桜並木のトンネルを自転車で走り抜ける!
- 6 久しぶりの再会で言い争う母と幸!居場所を失うすず
- 7 母と幸が和解!海猫食堂が二ノ宮の病により閉店!
- 8 椎名と一緒になることより、姉妹と共に生きることを選んだ幸
- 9 「すずは宝物!」二ノ宮と風太に元気づけられるすず
- 10 自分の居場所を見つけたすず。四姉妹は寄り添い歩んでいく!
- 11 まとめ:姉妹愛、人情、鎌倉の景色!「海街diary」は温かく、美しい映画
父の葬儀で香田三姉妹と腹違いの妹すずが出会う
神奈川県鎌倉市で暮らす香田三姉妹は、父の死をっきかけに腹違いの四女浅野すず(広瀬すず)の存在を知る。
父は15年前に家族を捨て家を出ており、母も父と離婚した後再婚し、家を去っていった。
山形県で行われた父の葬儀で出会ったすずは中学一年生。
すずの母は亡くなっており、父は再々婚していたため、すずは義母浅野陽子と暮らしていた。
長女香田幸(綾瀬はるか)がすずに鎌倉で一緒に暮らすことを提案すると、すずは一瞬戸惑うものの快諾。
父の四十九日を終えたすずが鎌倉に引っ越してきて、四姉妹の新たな生活が始まるのであった。
すずは仙台でサッカーのジュニアチームに所属しており、エース的存在であった。
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鎌倉でもサッカーを続けたいと思っていたすずはサッカーチーム「湘南オクトパス」の入団テストを受け見事合格、あっという間にチームの主力選手となる。
地元の信用金庫に努める次女佳乃(長澤まさみ)は男好き、酒好きの自由奔放な性格。
金にだらしない年下の男、藤井朋章(坂口健太郎)と交際していたが破局する。
マイペースな三女千佳は、スポーツ用品店「スポーツマックス」で働いており、店長の浜田三蔵(池田貴史)と交際中。
千佳と浜田は「湘南オクトパス」のサポートもしており、すずに「湘南オクトパス」への入団を勧めたのも千佳と浜田である。
幸と小児科医椎名は不倫関係!椎名の妻は精神を病んでいた
ある日看護師である幸が務める病院に、海猫食堂を営む二ノ宮さち子(風吹ジュン)が「胃痛」のため訪れる。
海猫食堂には香田三姉妹も昔から通っており、三姉妹は二ノ宮を慕っている。
また「湘南オクトパス」の行きつけの店でもある。
幸はターミナルケア病棟への異動の話を持ち掛けられたことを、同じ市民病院の小児科医である椎名和也(堤真一)に相談すると、死を待つ患者を看取る病棟での仕事は大変だからよく考えるよう助言する。
幸と椎名は交際しているが、椎名には精神病を患う別居中の妻がおり、椎名が病を患う妻と別れられずにいたため、幸と椎名は不倫関係にあった。
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無理をしていたすずが梅酒で泥酔!姉たちに父の話ができずにいた。
幸が帰宅すると、すずが梅酒を飲み泥酔していた。
「陽子さん(父の再婚相手であり、すずの義母)なんて大っ嫌い!お父さんのバーカ!」と
叫ぶすず。
それを聞いた幸たちは、すずが無理していたのだと気づく。
自分の家で作った梅酒を飲んでみたかったというすずに、
「来年は酒抜きの梅酒をすず用に作ろう」
と言う幸。
来年の梅の実収穫の話で盛り上がる四姉妹に笑顔が溢れた。
すずは鎌倉の生活にすっかり馴染み、クラスメイトであり、同じサッカーチームに所属する尾崎風太(前田旺志郎)と親しくなり、新学期にはすずと風太が付き合っているという噂も流れていた。
ある日の朝食で生しらす丼を食べる四姉妹。
生しらすはすずが友人たちとシラス漁の手伝いをした際にもらってきたものであった。
生しらす丼を食べたのは初めてかと幸らに問われたすずだが、一瞬戸惑い、
「はい」
と答える。
実は父と食べたことがあったのだが、幸たちには父の話をしづらいと思っていたのであった。
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融資課課長補佐となった佳乃が、二ノ宮さち子の相談を受ける
佳乃は融資課課長補佐となり、課長である坂下美海(加瀬亮)と共に外回りをするようになった。
都市銀行出身の坂下は心優しく、顧客に親身に接し、真摯に対応する。
そんな坂下と外回り先で訪れたのは海猫食堂であった。
二ノ宮の相談内容は以下であった。
- 二ノ宮の弟が亡くなった母の遺産を渡せと要求してきた
- 弟は遺産を渡せないなら店を売れと要求
- 母の形見である店は残したい
- 弟は母に勘当され家を出ている
海猫食堂を訪れていた山猫亭店主福田仙一(リリー・フランキー)も共に話を聞いていた。坂下と佳乃が店を去った後、
「まだ他にも何か隠していることがあるとやろ?」
と問う福田に、二ノ宮は笑い話で受け流す。
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すず&風太が美しい桜並木のトンネルを自転車で走り抜ける!
福田の店である山猫亭で風太たちとしらすトーストを食べるすず。
帰り道、風太に父の話をする。
もしかしたら山猫亭に父がよく訪れていたかもしれないというすずに、風太は
「お姉さんに聞いてみれば?」
と言うが、すずは
「お姉ちゃんたちには話しづらいんだよね。お父さんのこと」
と浮かない表情を見せる。
すずを元気づけようとした風太は、すずを自転車の後ろに乗せ、美しい桜並木を走り抜ける。
すずは頭上に目いっぱい咲き乱れる桜を見上げ、風を感じ、手を伸ばした。
桜のトンネルを進んでいくうちに、すずの気持ちは晴れていった。
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久しぶりの再会で言い争う母と幸!居場所を失うすず
四姉妹が自宅で梅の収穫をしていると電話が鳴った。
叔母の菊池史代(樹木希林)から、祖母の法事に母佐々木都(大竹しのぶ)が来るとの連絡であった。
一周忌も三回忌も顔を出さなかった母が突然法事に参列することを椎名に相談し、怪訝そうな幸。
母が家を出てから14年が経っていた。
「親子はさ、夫婦ほど簡単に切れないものだよ」
という椎名に
「夫婦だってなかなか切れないじゃん」
そう口に出してから後悔する幸。
法事当日、母との再会に喜ぶ佳乃と千佳を横目に複雑な表情の幸。
幸はすずを母に紹介する。
すずは法事に参加することに気後れしていた。
法事後自宅に戻る四姉妹と叔母と母。
「この家なんだけどね、思い切って処分したらどうかと思って」
と提案する母に激怒する幸。
「娘を置いて家を出たのは悪かったと思うけど、元はと言えばお父さんが女の人を作ったのが原因じゃない」
と言い返す母。
さらにエスカレートする幸と母との喧嘩の後ろではすずが居づらそうに佇んでいた。
叔母と母が帰った後、居間で話す幸、佳乃、千佳。
「この家を守る責任がある」
と言う幸に
「お母さんにちゃんとやっているところ見せたいだけでしょ?」
と言い返す佳乃。
「自己満足のためにすずを引き取って、すずが居づらい思いをしたら可愛そうだ」
と佳乃に言われた幸は押し黙る。
すずと一緒にカレーを作る幸。
すずに
「奥さんのいる人と好きになるなんて、お母さん良くないですよね。」
言われ、幸は椎名と不倫関係にある自身を思い返す。
そして幸は
「ごめんね。私たちはすずを傷つけちゃったんだね。でもね、あれはどうすることも出来なかった。誰のせいでもないんだよ」
と言い互いに微笑むが、どこかぎこちない二人であった。
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母と幸が和解!海猫食堂が二ノ宮の病により閉店!
翌日、母が再び訪ねてきた。
墓参りをしてから北海道に帰るという母の墓参りに同行する幸。
母は幸に、家を売ろうと言ったことを謝罪する。
話題は祖母の代から作り続ける梅酒の話になり、幸は母に祖母が作った梅酒と自分たちが作った梅酒を土産に持たせる。
幸は母にまた会いに来るよう告げると、母もまた北海道に遊びにくるようにと応じた。
母が改札を通過する姿を寂しげに目で追う幸は、母を思う娘の表情になっていた。
千佳が作った、「祖母の味・ちくわカレー」を千佳と一緒に食べるすず。
すずは、実はしらす丼を父とよく食べていたことを明かす。
それを聞いた千佳は、
「いつか聞かせてね、お父さんのこと」
と言った。
その言葉を聞いたすずは安堵の表情を浮かべ、父は釣りが好きだったという話をし始める。
海猫食堂を訪れる佳乃と坂下。
遺産分与、融資について説明するが、二ノ宮は店を閉めることにしたと言う。
二ノ宮は病を患っており、治療はせず、ターミナルケア病棟への入院が決まっていた。
二ノ宮が病に襲われるという理不尽な出来事に、事態を受け容れられない佳乃と坂下だが、坂下は二ノ宮に遺言を作るよう提案するつもりだと言う。
二人は二ノ宮の意志を遺産に反映させることで二ノ宮を守ろうと、前向きに動き出そうとしていた。
椎名と一緒になることより、姉妹と共に生きることを選んだ幸
自宅に戻った幸は、椎名との関係を佳乃と千佳に話すが、佳乃に椎名と不倫関係であることを責められる。
そして不倫をする幸は父と同じ弱い人間だと言われ、部屋を飛び出した幸は、階段に座るすずと会い、すずが話を全て聞いていたことに気づく。
話を聞いていたすずは、幸に
「奥さんのいる人とを好きになるなんて、良くない」
と言ってしまったことを気にかけていた。
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幸を傷つけてしまった、幸のことを三人(佳乃・千佳・すず)で話合いたいと提案する。
幸の部屋を訪れた佳乃は
「この家は大丈夫。すずの面倒は私と千佳でみる」
とほろ酔いで伝えた。
安心して椎名と一緒になるよう、背中を押す佳乃の優しさに
「そういうことはさ、しらふのときに言いなさいよ」
と茶化しながらも嬉しそうな幸。
四姉妹の絆はさらに深くなっていった。
浜辺で海を見ながら話す幸と椎名。
幸は
「ごめん、私一緒に行けないや」
と言い、椎名と共にアメリカにいくことを断る。
そしてターミナルケア病棟で働くことを前向きに考えていると伝えた。
幸は父が亡くなる時にそばにいられなかったこと、すずが父のことを一人で抱え込むことになってしまったことを後悔していた。
「すずは色々なことが有りすぎて、子供時代を奪われてしまった」
と言う幸に
「子供時代を奪われたのは幸も一緒、ゆっくり子供時代を取り戻して欲しい。俺はそうしてあげられなかった。」
と言い、椎名は手を振り去っていった。
椎名と別れ、姉妹と共に過ごすことを選んだ幸の表情はどこか寂し気ながらもこれでよかったという安堵感も滲んでいた。
「すずは宝物!」二ノ宮と風太に元気づけられるすず
花火大会に行く前に海猫食堂で食事を済ませたすずと風太たち。
すずが席を立つと二ノ宮に南蛮漬けを土産に持っていくよう、声をかけられる。
「おばちゃん、あなたのお父さんとお母さんが羨ましいわ。あなたみたいな宝物をこの世に残せたんだもの」
と言う二ノ宮に、
「宝物なんかじゃないですよ私。」
と返すすず。
「だめよ。そんなこと言ったらバチが当たるわよ」
という温かい二ノ宮の言葉が、自分の存在に後ろめたさを感じていたすずの背中を押した。
花火の後、駅のホームのベンチに座るすずと風太。
「私ここにいていいのかな?私がいるだけで傷ついている人がいる。それが時々苦しくなる」
と打ち明けるすずに、風太は
「自分は三人兄弟の末っ子で、両親は女の子が生まれると期待していたから、自分の写真が少ない」
という話ですずを元気づけようとする。
そんな風太を見てすずは思わず笑ってしまう。
海街ダイアリー前田旺志郎が羨ましい!まえだまえだ弟の演技の評判は?
自分の居場所を見つけたすず。四姉妹は寄り添い歩んでいく!
波打ち際を歩く四姉妹
あいかわらず是枝監督は海のシーンを使うのが上手い。海街diaryの海のシーンが大好きなんだけど万引き家族の海のシーンも本当に良かった。ありふれた日常は美しく眩しくて胸を打つ。 pic.twitter.com/NrABMnc4vP
— アヤミ (@ayami_0618) 2018年6月3日
香田家の柱には、幸、佳乃、千佳の幼い頃からの身長が刻まれている。
そこにすずの身長のラインが引かれ、「すず15歳」の文字が刻まれた。
すずは姉妹の一員としてすっかり馴染んでいた。
山を登り、鎌倉の風景を見下ろす幸とすず。
その山は幸が父とよく訪れていた場所であった。
山から思いを叫ぶ二人。
すずは
「お母さんのばかー!!」
と叫び、もっと母と一緒にいたかったという胸の内を打ち明ける。
幸はすずを抱きしめ、優しく語りかける。
「お母さんのこと話していいんだよ。すずはここにいていいんだよ。ずっと。」
すずは
「ここにいたい。ずっと」
とつぶやき、涙を流し幸に抱きついた。
すずはようやく自分の居場所を見つけたのであった。
二ノ宮さち子の葬儀に参列する四姉妹。
二ノ宮は入院中、福田と見た桜を思い出し、
「もうすぐ死ぬってわかっていても、きれいなものがきれいってわかるってうれしい」
と言っていたことを福田から聞く。
父も死ぬ前に二ノ宮と同じことを言っていたと言うすず。
四姉妹は浜辺を歩いていた。
「お父さん本当にダメだったけど、優しい人だったのかも。
こんな妹を残してくれたんだから」
幸は四女すずを通して父の姿を見ていた。
「そっか。そうだよね。」
幸の言葉に賛同する佳乃と千佳。
波打ち際ではしゃぐ四姉妹。
仲良く四姉妹が寄り添いながら歩くその道は、まるで永遠に続いているかのように思える。
そして物語は幕を閉じる。
海街ダイアリーその後を原作から考察!映画版ラストから漫画ではどうなる?
まとめ:姉妹愛、人情、鎌倉の景色!「海街diary」は温かく、美しい映画
複雑な家庭環境でありながらも、前向きに生きる四姉妹から暗さは全く感じられず、むしろその明るさが複雑な家庭環境であることを忘れさせます。
腹違いの妹を快く迎えるという香田三姉妹の懐の深さもすごいが、戸惑いながらも姉たちと向き合い、徐々にその距離を縮めていくすずもすごいと思いました。
四姉妹それぞれが悩みを抱えているが、互いを思いやる気持ちが四姉妹をどんどん本物の姉妹にしていきます。
そんな姉妹愛が鎌倉の美しい四季折々の景色に溶け込み、じんわりと心を温かくします。
姉妹愛に目頭が熱くなる映画「海街diary」をぜひご覧ください!
ストーリーだけでなく、鎌倉の景色や人々の温かさ、商店街や江ノ電のどこか懐かしい雰囲気に癒されること間違いなしです!
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