海街ダイアリーの映画版はつまらないから嫌い?面白いという評価はあるの?




「海街diary」はつまらないから嫌い?フランス映画みたいで面白いじゃん!

「海街diaryを見てうわああああ 気分萎えたので寝ます」

「海街diaryが、ちょっと残念だった」

「海街diary面白さを説明しろって人いたけど、原作の記憶抜きで面白いかどうかはわからないなー。」

「海街diaryめっちゃめちゃよかったぁー!映画館で見なかったことを後悔したっす!」

「海街diary面白すぎた、、、、最高な映画だったなあーーーー」

「海街Diary面白かったけど、退屈な映画が嫌いな人は「つまらない」って思うだろうし。」

(Twitterより)

映画「海街diary」を観て、「面白かった!」という方と、「退屈に感じた」方がいらっしゃるようです。

確かにこの映画の面白さを一言で言い表すのは難しいかもしれません。

しかしそこに映画「海街diary」の面白さがあるのです!

 

山場なし?「海街diary」のみどころは?

「海街diary」の物語の構成を簡単に説明すると

  1. 香田三姉妹を捨て、疎遠になっていた父が亡くなる
  2. 香田三姉妹と腹違いの妹すずが共に暮らし始める
  3. 香田三姉妹とすずがすっかり打ち解け、四姉妹仲良く暮らす

以上です。

もちろん1~3以外にも色々と事件(?)は起きますが、大事件といえる山場や派手なシーンはありません。

基本淡々と進んでいきます。

しかし!!!

大事件がないのに、見ているうちに引き込まれ、胸が熱くなってくるのです!

 

「海街diary」は日々の感動の積み重ねが面白い!

山形で行われた父の葬儀の帰り、すずが香田三姉妹と見送るシーン。

「すずちゃん、鎌倉にこない?一緒に暮らさない?」

長女幸(綾瀬はるか)の問いかけに一瞬考えた四女浅野すず(広瀬すず)は

「行きます!」

と答えるこのシーン。

幸の突然の提案に驚きながらも、笑顔で賛同する次女佳乃(長澤まさみ)と三女千佳(夏帆)。

緑豊かな美しい景色の中をゆっくりと走ってくる列車。

幸の問いかけにすずが答えると閉まる列車のドア。

このドアが閉まるタイミング、景色、それぞれの感情が日常を非日常へと導き、日々の感動が積み重なっていくことで物語は徐々に面白くなっていきます。

物語終盤、それぞれの幼い頃の身長のライン、年齢、名前が刻まれた香田家の柱にすずの身長のライン、名前、年齢が刻まれます。

今までの感動の積み重ねが、すずが家族の一員になった証が刻まれるこのシーンでで大きな感動を呼びます。

物語に大きな山場はなくとも、序盤から終盤にかけて視聴者の感情は緩やかに右肩上がりのラインを描いていくのです。

 

 

幸がすずに「一緒に暮らさない?」と語りかけるシーン

 

「海街diary」は最高に面白い!淡々としているようで引き込まれていく映画!

「海街diary」は淡々としているようで、随所に見どころが仕込まれています。

物語がゆっくり進んでいると思い油断していると、目頭が熱くなるような、感動的なシーンに出会います。

そして物語は美しい鎌倉の四季折々の景色と共に進んでいきます。

夕暮れ時の海辺、夏の日差しに照らされる緑、桜のトンネル、情緒ある江ノ電。

商店街の温かい雰囲気からは、食べ物の匂いまで伝わってきそうです。

ハリウッド映画のような派手なアクションやスピード感ある展開はないものの、四姉妹それぞれの思い、生き方、人間性、愛情に引き込まれていきます。

淡々と進んでいるようで、しっかり変化が起きている。

他人行儀だったすずが、物語の最後では本物の姉妹となりすっかり家族の一員となっている。

そこまでの道のりで四姉妹の中に起きる様々な感情が胸を熱くします。

フランス映画のように美しい景色と物語が調和しながら進んでいく物語、映画「海街diary」をどうぞご覧ください!

 

 

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