西郷隆盛(1828-1877)は、日本人初の「西洋式ダイエットをした人」と言われています。
西郷どんといえば、大きいイメージ。
でも、ものすごい肥満だったんです。
現代で言うと、メタボを通り越して、ほとんど病的な肥満。
そんな中で、来日していたドイツ人の医師に「体重を減らせ」とすすめられます。
それを実践して、なんとマイナス30キロ。
そのダイエット方法とはどんなものだったのか?
結論から言うと、2つあります。
1つは「下剤」
もう1つは「糖質制限+運動」
という、今にも通じるシンプルな方法でした。
下剤は怖いですが・・・。下剤といっても、天然の油なので、現代のクスリとはちょっと違います!
では詳しく、見てみましょう(^^♪
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西郷隆盛の身長と体重:江戸・明治時代の平均身長と比べてみると日本人離れ!
身長は諸説ありますが、およそ178センチ~180㎝と言われています。
江戸時代末期、明治時代の日本人の平均身長は男子で155センチ。
今でも大きいですが、当時にしたら、とんでもなく大きいですね。
外国人に負けません。
西郷隆盛の体重は、最大が110キロ。少なくとも100キロはオーバーしていたと言われています。
一体どうやってダイエットしたのでしょうね!!
西郷隆盛の実践した2つのダイエット方法!
西郷は太り過ぎて馬にも乗れなくなってしまったそうです。
(うまに乗れない理由は諸説あって、寄生虫を患ってしまったことが原因という説もあります)
明治6年ドイツ人テオドール・ホフマンHoffmanというお医者さんが、ダイエットをすすめました。
その方法は、なかなか手荒で、2つありました。
西郷隆盛のダイエット法1 1日5回下剤を服用
ひまし油を下剤として飲んでいたそうです。
これは全くおすすめできませんね・・・。
下剤ダイエットは、やめておいたほうがいいです。
もしあなたが、ダイエットで下剤使って、なかなか止められなかったら、サプリに変えましょう。
ひまし油はキャスターオイルともいいます。
今では、サプリや美容液もあります。
キャスターオイルのサプリは便秘解消が主な用途です。
原液を飲むのはまずくて飲みにくいです。
1日1〜3錠、朝夕飲むと、かなりひどい症状の人でも、少し実感出てきますよ。
下剤やめて、キャスターオイルにしてみてください。
そして美容オイルのほうは、
肌の潤い保湿や、肌を柔らかくしてくれる効果があります。
とろみがあって乾燥肌にいい感じなんですよ。
手湿疹や掌蹠膿疱症の人も、ひまし油を塗ってみる方、多いです。
ひまし油がしみなければ、その原液のまま傷口に塗っても良いですよ。
沁みても、塗った方が良い場合もあります。(様子みて)
皮膚の再生を早めてくれるという口コミもあり!
西郷隆盛のダイエット法2 糖質制限+運動
医者のホフマンさんは西郷に「炭水化物を減らして運動するように」という条件を出したそうです。
ということで西郷は
- おすしを食べるのを控えた
- くずもちも控えた
- ダイエット目的で山野へウサギ狩りをしにいった
- 犬を飼って散歩をはじめた(ウォーキング)
おかげでかなり痩せたそうで、晩年は80キロほどまで戻ったと言われています。
ピークに比べてマイナス30kgです。
西郷隆盛は、明治10年に亡くなります。
ホフマン医師にダイエットを命じられたのが明治6年。
したがって、ダイエット時期としては3年~4年ほどですね。
1年10kgペースで落ちてます。すごいですね。
糖質制限+ウォーキング。
そして狩りという山でのトレッキングですね。
ちなみに上野の銅像は、ウサギ狩りをする途中だそうです。
西郷隆盛は、単に犬好きだから犬を連れて歩いていたというだけではないのです。
ただペットとして飼うのではなく猟犬として飼っていました。
あの銅像は、ただ西郷隆盛が立っているだけの像ではなく、ウサギ狩りに行くときの様子を銅像にしたものなのです。
銅像をよく見ると帯の間に脇差と束ねたロープを挟んでいるのです。
これは、ウサギを捕獲するための罠として使うものなのです。
参考:http://inuinublog.com/archives/841
これは知らなかったですね・・・。
犬の散歩は、ウオーキングにもってこいですよね!
西郷さんの犬好きは、相当なものです。
西郷隆盛は、生涯で犬を17匹も飼ったそうです!!!(20匹以上とも)
西郷さんと言えば、一緒に連れているのは薩摩犬ということです。
でも17匹もいたら、ほかにも様々な犬種を飼っていたかもしれませんね。
西郷隆盛はなぜ太ったの? ⇒右腕が不自由で刀が握れず運動不足だった?
これ知ってました? わたし知らなくてびっくりでした。
西郷は10歳のときに怪我で刀を握れなくなりました。
喧嘩の仲裁で、右腕を切られ重体になったんです。
一命はとりとめましたが、腕の神経が切れてしまって、刀のような重たいものが持てなくなりました。
そこで武術は諦め、学問や戦略家として身を立てようと志したのです。
だから、普通の武士よりも、太る余地があったわけですね。
ふつう、武士として日々鍛錬に励んでいれば、体型も引き締まってきます。
西郷隆盛は少年時代の怪我で刀を握れなくなってしまった。
だから、相対的に運動量が減り、肥満になりやすい体質だったというわけです。
西郷隆盛の大好物は? 食事はどんなもの?
さて西郷隆盛の食事を見てみましょう♪
- お酒飲めない
- 甘いもの大好き
- 脂っこいもの大好き
これが西郷隆盛の3つの嗜好です。
鹿児島は当時から養豚がさかんで、油ののった豚肉をたっぷり食べていました。
西郷隆盛の食べてたもの
「とんこつ」(身が付いてる)
麦みそベースに黒砂糖と焼酎でじっくり煮込みます。なんと2日間!
それを骨ごと口に入れる。
肉が、ホロホロ。
黒糖の甘みとみそのしょっぱさが絶妙だったそうです。
ちなみに、豚肉を食べるのは、当時江戸時代仏教の教えから禁止されていたそうです。
でも、寄り合いがある酒の先では、さつまではとんこつ料理が振る舞われたそうです。
江戸の薩摩藩邸跡も、豚の骨がたくさん出土されたとか!!
くま海老のお雑煮
次はエビ。
これは藩主の島津斉彬(しまづなりあきら)と一緒に食べた思い出もある、ごちそうだとか。
これは日常的に食べていたわけではありません。
鶏めし
これは奄美大島にいた時期に、よく食べていたそうです。
- 肉厚の鶏肉
- 鶏ガラスープでごはんを炊く
- 奄美の島うりとごぼう
おいしそうですね~。
でも実は、こうして薩摩(鹿児島)や奄美大島にいたころの西郷は、それほど太っていなかったんですよ。
太りだしたのは、明治の世に変わってからです。
西郷隆盛は昔は痩せていた? 肥満でぶくぶくに太ったのはいつから?
西郷隆盛が太ったのは、実は明治になってからです。
西郷隆盛は色々と各地を転々としていました。
そして、一時は奄美大島の牢獄にとらえられていて、そこで激やせ、本当に命を落としかけるほどの飢えを体験しました。
ではなぜ太ったのでしょう?
それは、江戸に出入りするようになってから。
昔から、「武士は江戸に行くと太る」と言われていたそうですよ。
じっさい、あまりやることもなくて、藩邸(大使館的なもの)でおいしいものを食べてるだけ。
「江戸わずらい」といって、現代の脚気がしょっちゅう起こっていたんですよ。
脚気の原因はビタミンB1不足。白米ばかりの糖質食べ過ぎ生活で発症します。
西郷は、江戸時代の本当に終わりごろから明治以降、江戸に出入りするようになりました。
そこで出会った食べものが、大問題でした。
西郷隆盛を激太りさせた糖質だらけの食事
まずは、「にぎり寿司」です。
酢飯は、お砂糖とお米のダブル糖質。
これを本当にしょっちゅう食べていたそうです。
これは太ります。
お気に入りのネタは、しょっぱ漬け(マグロのしょうゆ漬け)というものだったそうです。
もう1つは、スイーツ。甘いもの。
西郷隆盛はくずもちが大好きだったそうです。
きな粉と黒糖たっぷりのって、よく食べていたとか。
やはり太るのは糖質ですね。
まとめ:西郷どん鈴木亮平の体重増加も大注目
西郷隆盛のダイエットについて紹介しました。
まとめると
- 体重はMAX110キロ
- ダイエット方法は下剤と糖質制限+運動
- 太った理由は江戸でお寿司とスイーツを食べまくったから
- 3年で80キロまで落とし、マイナス30kg
糖質制限+運動。これが大切ですね。
2018年の大河ドラマ「西郷どん」も大注目です。
ぜひ、西郷隆盛の体型や、食事にも注目して、ドラマを楽しみましょう(^^♪
西郷隆盛自身、人生の間で、
- いい身体の時期(青年時代)
- 激痩せの時期(奄美大島時代)
- 激太りの時期(明治時代・江戸在住)
と経験しています。
鈴木亮平さんは体重コントロールの達人ですが、
西郷どんでは何キロ太ったり痩せたりをするのか、気になるところです。
「天皇の料理番」のときの激やせっぷりがすごかったですが、奄美大島では、西郷もそれくらい痩せます。
そして江戸になったら、100キロ超え。
忠実にやるなら、体重差は50キロくらい。
それだけダイエット(減量)とデブエット(増量)をしなければならないでしょうね。
鈴木亮平さん、大変ですが、楽しみにしています。
(関連記事)体重20㎏激痩せの3か月後に30kg増?俳優鈴木亮平のダイエット方法
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ダイエット、面倒ですよね。
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