【徹底解説】1日1杯の豆乳は子供のホルモンに悪影響!おすすめ大豆食品を紹介




子育て・育児中のあなた。

「大豆食品や豆乳をお子さんに毎日食べさせてはいませんか?」

結論から言うと、妊婦さんや乳幼児が豆乳を摂取するのは、おすすめできません。
これは私個人の意見ではなく、日本政府の食品安全委員会が提言していることです。

理由は、大豆イソフラボンが持つ「エストロゲン様作用」。
これは更年期女性などには、骨粗鬆症予防など、とても効果があります。
でも、子どもについては、ちょっとわからないことが多い。

食品安全委員会は、閉経前・閉経後女性及び男性についての大豆イソフラボンの安全な摂取目安量を以下のように設定した。

また、妊婦、胎児(妊婦が対象)、乳幼児及び小児については、
「特定保健用食品として大豆イソフラボンを日常的な食生活に上乗せして摂取することは推奨できない」とした。

大豆イソフラボンを多く含むとうたった「健康食品」(概 要)
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20060622_1.pdf

特定保健用食品とは、いわゆるトクホです。

妊婦(妊娠の可能性のある方を含む)、胎児、乳幼児及び小児については、
十分な試験データがあるとは言えず、その結果有益性及び有害性を含め、
将来的にどのような健康影響が生じる可能性があるかは、判断できなかった。

大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の 安全性評価の基本的な考え方
2006年5月 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-singi-isoflavone_kihon.pdf

大豆に限らず、輸入牛肉も同じことが言えます。
というか、大豆以上にヤバい食品です。

この文章を読んでくださっている方は、
きっと子どもの健康に良いものを食べさせてあげたいと願っているお母さんが多いはず。

なので、お伝えしています。

大豆は豆乳以外の食品なら、食べ過ぎなければ全く問題ありません。

でも輸入牛肉は、成長ホルモン打ちまくっており、エストロゲンが残存していると言われます。
BSE牛肉って覚えていますか?
あれ、忘れられただけで、輸入牛が安全になったわけでは全くないです。

輸入牛の残存ホルモンに関しては、

  • 「もしかしたら思春期(第二次性徴期)に悪影響があるかも」
  • 「身長や骨格の成長が、1,2年早く止まってしまうかも」

こんなことが示唆されています。
(大豆イソフラボンはここまでのことは言われていない)

要するに、子どもに輸入牛の焼き肉やハンバーガーなどを食べさせるのは、
マジでやめたほうが良いですね。まずいし。

まずくて身体に良いのは青汁くらいです。(最近はおいしいですけどね)

「うわー、子どもに大豆、毎日食べさせてる!」
「どうしよう!? 一切食べさせないべき?」

安心してください。

大豆食品が一切ダメ! ということではありません。

この記事では「大豆食品のメリットとデメリット」についてご紹介します。

また、あわせて「どんな大豆食品を食べたらいいのか?」もご紹介します。

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気を付けたい大豆の成分や具体的な食品

いきなり嫌な話で申し訳ありませんが、大豆食品の悪いところを見ていきましょう。

良い話なんて、みんな知ってるからです。
たんぱく質で、糖質が少なくて、健康食品です。

でも、大豆が身体に悪いなんて、知らないですよね。
だから、その話を先にしますね。

なぜ、大豆が悪いのか?
一言で言えば、「大豆には悪い成分が入っているから」

でも大丈夫。
その悪い成分は、製造過程できちんと落とすことができます。

そこを理解すれば、安心ですよね!

良いところと悪いところを分かったうえで食卓にあげることが、重要です。

1.お腹を壊すトリプシンインヒビターの残存

はい。悪い成分とは「トリプシンインヒビター」といいます。

トリプシンインヒビターとは、タンパク質分解妨害成分のこと。
大豆って、たんぱく質が主成分なのに、タンパク質分解妨害成分があるんです。

大豆は貴重な植物性タンパク質です。
普段の食事でも、ダイエットのための食事でも、非常に貴重なタンパク質。

しかし大豆には同時に「アンチニュートリエント」という反栄養素の要素を含んでいます。
この反栄養素というのは、栄養素の消化・吸収を阻む物質のことです。

大豆に含まれる反栄養素の代表は、トリプシンインヒビターです。
要するに、トリプシンという成分の吸収を妨げる(inhibit)成分。

このトリプシンインヒビターがあるために、
せっかくタンパク質を体内に取り入れても、その消化や吸収を阻んでしまう。

これではせっかくたんぱく質をとっても意味がありません。
大豆にはそのような栄養素が含まれているのです。

これは、大豆が外敵から自分を守るためにできた成分と言われています。
生き物って不思議です(・´з`・)

では、トリプシンインヒビターが人の体内に入るとどうなるか?
少量ならどうってことありませんが、摂りすぎると、消化不良を起して下痢します。

たとえば豆乳のみ過ぎると、お腹をくだします。(1日3パックとか飲むと)
これ単純に、水分でお腹壊したとかじゃなくて、トリプシンインヒビターが原因です。

生大豆(通常絶対食べない)のトリプシンインヒビター含有量を100%とすると

  • 大豆粉85%
  • 豆乳13%
  • 充填豆腐7.9%
  • 絹ごし豆腐4.3%
  • 寄せ豆腐3.4%
  • 木綿豆腐2.5%
  • 醤油0.8%
  • 納豆0.7%
  • 味噌0.3%

こんな感じ。
大豆粉やばいんですけど、それは後述しますね。

豆乳は、結構残っているんです。
1割強まで減っているので、飲んですぐにお腹を壊すようなことはありません。

でも、発酵食品の味噌に比べると、40倍以上残っているわけです。

2.豆乳は飲みすぎ注意! むしろ飲まない方がいい

「調整豆乳は油や砂糖がぎっしり入っているけど、無調整豆乳ならヘルシーじゃないの?」

その通りなのですが、無調整豆乳にも、そもそも「大豆という食品につきまとう身体に悪い成分」が含まれています。

大豆食品自体は、いい食べ物です。
イソフラボンも、少量摂取であれば、基本的には身体によい働きをします

ですが、それは「豆乳」という形ではおすすめできません。
豆乳は、トリプシンインヒビターの残存率が、少々高め。
なので、飲みすぎ注意です。

子どもにはあげない方がいいですね。

なぜならトリプシンインヒビターは、たんぱく質の消化吸収を妨げるだけではないから。
脳の発育に必要な「亜鉛」であったり

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 鉄分

このようなミネラルの消化吸収をも阻んでしまうのです。

豆乳を飲むメリットは

  • イソフラボンの摂取
  • 糖質が少なくてたんぱく質豊富

という感じなのですが、
豆乳でなければならない理由はないです。

大豆イソフラボンは豆腐などでも摂取できるし、
たんぱく質も、肉・魚やプロテイン(動物性・植物性)で摂取できます。

なので、豆乳をあえて飲む理由はないんです。
それよりも、豆乳以外の食品で大豆製品は食べることをおすすめします。

3.子供に無調整豆乳を飲ませるのもNG? おすすめの飲みものは?

健康に良いと思って、子供の成長や発育によいと思って、
「毎日豆乳を飲ませている」

これも、どの豆乳を買っていますか?

  • 無調整豆乳(オフホワイトのパック)
  • 調整豆乳(緑のパック)
  • 豆乳飲料(ココア味とか)

これ、無調整豆乳以外は、砂糖と油たっぷり。
ほぼジュースなので、全くおすすめできません。

無調整豆乳なら、砂糖たっぷりの炭酸ジュースよりはずっと良いです。

でも、無調整豆乳を子どもが好き好んで飲まないですよね。

なので、結局、子どもの飲み物は、豆乳以外にしたほうが良いですね。

  • ノンシュガー
  • ノンカフェイン

この2つを基本にしましょう。

子どもにはできるだけ砂糖をあげたくないですよね。
糖質は、虫歯の唯一の原因でもあります。

すると、そう。

ほとんどないんですよ。

びっくりしますよ。
「日本の食生活・食文化ってホント何なの……」って思います。

  • ノンシュガー
  • ノンカフェイン

たった2つ限定しただけで、選択肢がなさすぎる。
カフェ入っても、水以外に頼むものがないです(笑)

それでマジに現実的な選択肢としては、本当に限られます。

たとえば

  1. ウォーターサーバーのお水
  2. 麦茶・ルイボスティー
  3. 青汁・糖質10g以下の野菜ジュース

この3つですかね。

これなら親子ともども、健康によい飲みものを毎日飲めます。

  • ウォーターサーバーに替えたら、子どもがジュースに見向きもしなくなった。
  • 子どもがおいしいおいしいとお水をたくさん飲む

こういう例、かなりあるんです。

青汁はほとんど砂糖入っていませんし、
最近の青汁は、おいしいものばかりなので、とってもおすすめです。

フルーツ青汁ダイエット1週間体験談ブログ!すぐ3キロ痩せる効果的な飲み方とは?

おすすめの大豆食品!

なんか大豆の悪いところを紹介しましたけど、基本的にはいい食材なんです。

特に、昔ながらの伝統製法で作られた大豆食品は、大いに食べましょう♪

大豆は植物性のタンパク質が豊富に含まれていますよね。
さらに大豆イソフラボンもあって、ヘルシーな印象があります。
大豆が使われてる食材を考えてみても

  • 豆腐
  • 納豆
  • 枝豆
  • 味噌

等々、私たちの食卓には欠かせないヘルシーな食品ばかりです。

お手頃で便利で、しかも美味しい。大豆食品を食べない手はありません。

なので、しっかりと「食べていいもの・食べるのを避けたいもの」
をきちんと分けて、かしこく大豆と付き合いましょう。

安心な大豆食品のキーワードは「発酵」

まず最初に食べていいもの。

基本的に大豆食品のアンチニュートリエント的な毒素は、
なんと「発酵」させると消えます。

つまり大豆の発酵食品は基本的にはいくら食べても大丈夫。

大豆の発酵食品の定番といえば「納豆・味噌・醤油」など。

もちろん大豆は遺伝子組み換えでないものを選んでくださいね。
アメリカ産の大豆はほぼ100%遺伝子組み換えなので、絶対に国産の大豆が良いです。

「アメリカ産だけど、遺伝子組み換えじゃない」って書いてあるよ?

あるある。
でも、「遺伝子組み換えでない」って表示、5%以下ならできるんです。
0%と、5%。その差は無限大です。

ポイント
大豆は国産。オーガニック。
これは覚えておいて絶対損がない知識です。

そしてさらにできるならば、
製造過程でしっかりと発酵させているものが望ましいですね。

これらの発酵食品は、毒素が抜けていると同時に「植物性乳酸菌」を摂取できます。
動物性の乳酸菌よりも植物性乳酸菌のほうが優秀です。

なので、発酵食品はどんどん取っていきましょう。

 

豆腐も1日1丁以下ならOK

次に豆腐。豆腐も普通の食べ方であれば大丈夫です。

  • 1日に冷奴を1つ食べる。
  • 鍋料理で豆腐を食べる。
  • 豆腐お味噌汁にして飲む

などなど。

しかし「糖質制限ダイエット」をしているようなあなた。
「子供に糖質を与えないように意識する」あなた。

豆腐をやたらと食べ過ぎていませんか?

豆腐は主食代わりになる、とても便利な食べものです。

だからといって

  • 毎食毎食ご飯がわりに豆腐を1丁食べる。
  • 1日に2丁も3丁も豆腐を食べる

というような食生活では、トリプシンインヒビターの摂取量が増えてしまいます。

糖質制限食は「糖質を取らないでおかずをたくさん食べる」という考え方の食事法です。

しかし、

  • 「食物バランスを考えるように」
  • 「何か1つの食材に偏りすぎることがないように」

と、しばしば注意されています。

つまり「同じタンパク質」でも

  • 肉ばかり食べない
  • 魚ばかり食べない
  • 大豆ばかり食べない

できるだけ摂取比率をお互いに同じくらいに近づけていく。

これが偏食による副作用の危険性を減らし、
安全で健康な食生活・ダイエットの基礎となるのです。

 

「枝豆」なども夏におつまみとして食べる分には全然okです。

要するに「極端にそればかり食べる」というような状況を避ければ、普通に食べて問題ありません。

 

避けたい大豆食品のキーワードは「加工品」

では今度はできるだけ食べるのを避けたい大豆食品を。

それはさきほどからも述べている豆乳がまず1つ。

「豆乳=ヘルシー」という印象は、なかなかぬぐえないかもしれません。

しかし、摂取していいことは基本的にないと考えましょう。
ジュースと同じだと考えてください。
コーラなんかも美味しいですが、
体にいいところが1つもありませんよね。
豆乳も同じように考えてください。

あくまで嗜好品として飲むならオーケーですが、
健康食品として積極的に摂取するというのはやめましょう。

大豆パウダーが本当に厄介な代物

次は大豆パウダー。大豆粉とも言います。
この大豆パウダーというのは、もう色んな食材(加工品)に含まれています。

この大豆粉を、小麦粉の代わりにすることで、
糖質の「過剰摂取」を避け、タンパク質を手に入れられると、

子育てやダイエットをする方にも人気な食材です。

「安価」「栄養」「大量生産」という3拍子揃った原材料です。

しかしながらこの大豆を粉砕して作られた大豆パウダー。
これもトリプシンインヒビターの塊です。

冒頭にも掲げましたが、
生大豆(通常絶対食べない)のトリプシンインヒビター含有量を100%とすると
大豆粉は85%。

現状の加工では、トリプシンインヒビターが壊れないんですね。
(お豆腐などの製造過程では、ぶっ壊している)

  • ダイエットで小麦粉の代わりに大豆粉を使うのがいい。
  • 子育てで子供の栄養のために大豆パウダーを使っている。

というようなあなた、少し使用を見直したほうがいいかもしれませんね。

ちまたの糖質制限食のダメなところって、
こういう添加物とか加工品に無関心なんですよね

もちろん、多少使う分には大丈夫なのですが(もはや摂取を避けられない)
毎食毎食使っているようだと、お子さんの健やかな成長に害を与える恐れがあります。

大豆パウダーと豆乳には充分に注意してくださいね。

まとめ

子育て中のあなたに向けて、「豆乳を始めとする大豆食品の危険性」をご紹介しました。

内容をもう一度まとめると次のとおりです。

  • 大豆にはトリプシンインヒビターという反栄養素成分がある。
  • この反栄養素は、タンパク質をはじめ様々なミネラルの消化吸収を阻害する
  • 通常豆腐などの製造過程で壊れるが、豆乳や大豆粉では残存率が高い
  • 豆乳は子どもにとって決して健康的な飲みものではない
  • おすすめ飲み物はウォーターサーバー・麦茶・青汁(ノンシュガー・ノンカフェイン)
  • 大豆の発酵食品は毒素が抜けるので安心して食べて良い
  • 大豆パウダーと豆乳は摂取を気をつける

このような内容でした。

大豆食品は食卓に欠かせない食材であることも事実ですよね。

大豆食品のメリットとデメリット。
これを十分に理解した上で、あなたの日々の食卓を豊かにしてくださいね。

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