あなたは「糖質」と「糖類」の違いをご存知ですか?
ちまたで見かける「糖質」「糖類」。
さらに「オフ」「ゼロ」「控えめ」「フリー」「ノン」「ライト」
といった、似たような表記の数々。
- 「糖質オフ」と「糖類オフ」はどう違うの?
- 「糖質フリー」と「糖質ライト」の糖質量は何g以下?
- 「マルチトール」と「エリスリトール」のカロリー差
もしあなたが、こういったことに、すらすら答えられるなら、
以下の本文は、読まなくてもきっと大丈夫です。
しかし、もしもあなたが
「そんな表記なんか気にしたことない」
「似たようなものでしょ」
と考えているなら、ちょっと注意。
こういった健康効果をうたう商品は、
- 実際にはほとんど効果がなかったり、
- 場合によっては人体に有害だったり!
そういう危険性があります。
この記事では、
- 糖質の種類について、
- 糖質と糖類の違い
- 「オフ」「ゼロ」といったややこしい表記の意味
などについてご紹介していきます。
ダイエット中の方はもちろん、
ダイエットをしていなくても、
こうした表記が気になる方は、
気軽にお読みいただければ幸いです。
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糖質とは何か?
糖質とは、炭水化物から食物繊維をのぞいたものです。
甘い砂糖はもちろん、主食に使う穀類に多く含まれています。
さらに、糖質とは「血糖値を直接上げる唯一の栄養素」です。
たんぱく質や脂質は、直接は血糖値を上げません。
血糖値の上昇は、肥満などの生活習慣病を招く原因です。
ちまたで話題の「糖質制限ダイエット」は、
この「血糖値をコントロールする」ことを目的とするダイエットなのです。
糖質の種類と「糖類」の定義について
さて、「糖質とは何か」を説明しました。
今度は「種類」です。
糖質にも様々な種類があります。
ひとくちに糖質といっても、
様々な「名称」や「分類」があります。
まずはその種類を把握しましょう。
糖質を細かく分類すると次のように分かれます。
- 単糖類
- 二糖類
- 多糖類
- 糖アルコール
- 合成甘味料
おおよそこの5種類に分類できます。
(特に細かく暗記する必要はないと思います。)
ここで注意。
「糖類」という言葉は、
上記の5種類のうちの一部なのです。
缶ビールなどによく「糖類ゼロ」などと書いてありますね。
「糖類オフ」などと言われるときの糖類。
これは「単糖類」と「二糖類」。
この2種類の糖質のみを指すのです。
5つのうちの、「上2つ」です。
なので、下3つ、すなわち
- 多糖類
- 糖アルコール
- 合成甘味料
については、「糖類ゼロ」にもガンガン入っています。
これは一応知っておいても良いと思います。
「糖質0」なら、5種類すべて、ほとんど入っていません。
しかし「糖類0」でも糖質はふつうに入っているのです。
5種類の糖質の具体例
5種類の糖質。
それぞれの例を見ていきましょう。
まず単糖類は
「ブドウ糖」や「果糖」
などを指します。
「二糖類」は
「ショ糖」「乳糖」「麦芽糖」
などを指します。
「多糖類」は
「でん粉」
「オリゴ糖」
「デキストリン」
などを指します。
「糖アルコール」は
- キシリトール
- マルチトール
- エリスリトール
- ソルビトール
- ラクチトール
などを指します。
ちなみに「糖アルコール」は
「自然の食品」にも含まれていますが、
お菓子など「人工的な食品」にも含まれいます。
「キシリトールガム」などはその一つです。
また「太りにくいチョコレート」などと言って
砂糖の代わりに「マルチトール」が入っているチョコレートなどもあります。
糖アルコールは、麦芽などを原料にして、
そこに「人工的な操作を加えて抽出した糖質」です。
基本的には安全性が確立されています。
しかし、その麦芽が「どのように育てられたか?」
ということまでは、知ることができません。
もしかしたら「遺伝子組み換え&農薬」
これをバンバン利用麦芽を、原料にしているかもしれません。
そういった意味で糖アルコールの危険性を指摘する意見もあります。
しかし、この問題は「正直何とも言えない」というのが実情です。
気にする人は気にします。
しかし結局、原料の情報を知ることができないので、
「消費者」にとっては「いかんともしがたい問題」です。
対策としては、
「極端な摂取を避ける」
こんな程度しかやりようがありません。
とはいえ、特別な思想信条がない限りは(オーガニック的な)、
糖アルコールを普通に摂取しても問題はないと思います。
最後に合成甘味料。
合成甘味料は市販の「あらゆる食品」に含まれています。
そしてアメリカと日本の政府が
公的に認定している合成甘味料は6つだけです。
その6つは
- アセスルファムカリウム
- アスパルテーム
- ネオテーム
- スクラロース
- サッカリン
- アドヴァンテム
の6つです。(覚えなくていいです。)
これらの合成甘味料は、
「過剰摂取で健康を損なう」ことがわかっています。
血糖値を上げない糖質もある
さて糖質ですが、現代人は、糖質を過剰摂取しています。
日本人の平均糖質摂取量は、1日およそ250g程度。
糖質を食べると、人間の血糖値は急上昇します。
これが身体にとって、負担になるのです。
血糖値をコントロールすることが、
生活習慣病を予防・改善するうえで大切な理由です。
しかし、糖質の中でも
血糖値を全くあげない糖質も存在します。
それは「合成甘味料」。
さらに「糖アルコール」のうち、
「エリスリトール」だけは血糖値を上げません。(カロリーもゼロ。)
合成甘味料も、一応安全性は認定されていますが、
1日の許容摂取量も決められています。
「カロリーゼロで血糖値を上げない」からといって、
調子になってバンバン食べないようにしましょう。
合成甘味料はオーガニックフードの愛好家にとっては
避けたい食品でしょう。
しかし残念ながら、市販のあらゆる食品に合成甘味料が含まれています。
「糖質制限ダイエット」はオーガニックフードの信奉者とは少々相性の悪いダイエット方法です。
糖質オフと糖質ゼロの違い
低糖質を歌った様々な商品は、微妙にそれぞれ表現が異なります。
- オフ
- 0
- 低
- フリー
- レス
- 控えめ
などと言ったように、色々な表現があります。
ややこしいようですが、
これらの意味の違いを把握することは簡単です。
まず「糖質ゼロ」と「糖質オフ」の違い
というふうに覚えましょう。
「糖質ゼロ」は
食品100g(飲料100ml)あたり糖質含有量が
「0.5グラム未満」の商品を指します。
※ゼロではないことに注意してください。
無・ノン・レス・フリー
といった表現が「糖質ゼロ」と同じ意味です。
一方「糖質オフ」。
これは、
食品100gあたりの糖質量が「5g」以下。
飲料100mlあたりは「2.5g以下」。
の商品を意味します。
糖質オフの同義語としては
「控えめ」「ライト」です。
わりと簡単だと思います。
ちなみに普通のビールの糖質量はどうでしょう?
100mlあたりおよそ「3g」です。
「オフ」系のものと、意外に変わらないのです!
細かくは覚えなくても、
「オフ・控えめ・ライト」は糖質が少々ある。
糖質オフ2杯=普通のビール1杯にもなりうる。
このように考えましょう。
まとめ 正しい知識で効果の高いダイエットをしよう!
- 糖質の種類
- 糖質と糖類の違い
- 糖アルコールや合成甘味料の問題
- ゼロとオフの違い
などについて、ご紹介しました。
ややこしい言葉や慣れないカタカナばかりの
記事になってしまいましたが、
改めて私がこの記事で伝えたいことを。
それは、「今より言葉に敏感になってほしい」ということです。
「糖類ゼロ」といっても、
そのゼロのうちには
「合成甘味料」や「糖アルコール」は含まれていないこと。
「糖質オフ」といっても、
100mlあたり2.5g以下。
「普通のビールより少しマシ」程度でしかない。
こんな実態になっています。
このような商品に興味のある方は、
「糖質を控えよう」と考えての上だと思います。
せっかく、ダイエットや健康を意識して
こういう商品を手に取るのですから、
「少しでも効果の高いもの」を選びたいですよね。
「糖類控えめ」の商品を食べてるけど、一向にやせない。
「そんなの食べたってやせないよ! 運動しなよ!」
などと言われて、面倒になってダイエットをやめてしまう。
一番悲しいことです。
ダイエットをきっかけに、食事のことに目を向けたのですから、
正しい知識を身につけて、
ちゃんと効果のある商品や食事を心がけてほしいなあと思います。
そうすれば、きっと効果は現れますよ。
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